魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

「魔法使いになりたい」、という欲望について真剣に考えてみました。

自殺を考えてしまうのを防止する呪文について

 メンタルが苦しいと、自殺を考えるのは当然かと思います。これを防ぐには、主に二つの方法があります。

 一つは、自分が不死だと考えること。もう一つが、無限に楽観的になることです。さて、一つずつ考察していきましょう。

 まず、自殺を考えるメカニズムについて、考えてみましょう。

 率直に申しまして、現代の社会に真面目に適応しようとした場合、必ず自殺を考えることになってしまうのです。

 どうも頭の良い方ほど、抑鬱傾向を示すことが多いようです。こうした方々のことをギフテッドと呼ぶようですね。おもしろい言葉です。

 さて、話を戻しましょう。

 まず、生命の持つ時間は有限である、と現代社会では一般に考えられていますね。これが一つの前提。次に、客観的に物事を考えるべきと考えられています。これがもう一つの前提。

 この二つの前提があると、必ず自殺を考えることになってしまうのです。

 なぜなら、客観的に言えば、生命は有限なのに、世界は無限に広いです。だから、人生で得られるものよりも、得られず、失ってしまうものの方が多いのです。人は、失うと悲しくなり、得るとうれしくなります。だから、客観的に考えてしまうと、失うものの方が圧倒的に多いこの世の中においては、気持がつらくなり、自殺を考えてしまうわけです。

 これに対する、一つの対策が、自分を不死であると考えることです。しかし、正確に言えば、不死になる魔術はあることにはあるのですが、すこし複雑な魔術なので、ここは保留にしておきます。

 さて、今日は、もう一つの魔術である、無限に楽観的になる方法の方に注目してみましょう。

 これはどうして、有効なのかというと、無限に失う悲しみによって自殺を考えるのですから、逆に、無限に楽観的になってしまえば、この無限のネガティブを相殺できるからです。そうすれば、自殺を考えなくなります。

 では、どうすれば、楽観的になれるのか。これは、意識を楽観的にすれば可能になります。意識を楽観的にするとは、どうすればよいのか。意識に楽観的なイメージを浮かべればよいのです。

 過去のものでも未来のものでも構いません。とにかく楽観的なイメージを思い浮かべるのです。

 自分は天才だ、とか、対人交渉が得意だ、とか。

 無限に楽観的になっていいわけですから、どんなでたらめなイメージでも許されます。つまり、自分に都合の良いことだけを見て、それをイメージとして常に持っておくのです。

 すると、思考は大なり小なり現実化するので、本当に良いことが起こるようになってきます。

 一般的には、自分に都合の悪いことにも目を向けなければならないと言われます。しかし、生きることが正しいとするなら、それは誤りでしょう。無限の楽観がなければ、無限の悲しみを相殺できないわけですから、生きるためには、楽観的な偏見を持つことが正しいのです。

 そして、ネガティブなイメージが自動的に浮かんでしまったら、そのたびに、まあ何とかなるさという呪文を心の中でひたすらに唱えます。

 そうすることによって、ネガティブなイメージが増殖するのを防ぐことができます。楽しかったこと、うれしかったこと、それらだけを見ていてもいいし、そうしなければ、人間は生きられないのだと思います。自分に都合の悪い部分には必ず、ネガティブなイメージが付随しています。だから、これについての判断は取りあえず保留することで、ネガティブなイメージが増殖するのを防ぎ、ポジティブなイメージが自分の心の中を占めるようにしていきます。

 これによって、人生の苦しみを滅することができます。楽観的な資質は生きるために、非常に重要な資質です。

 以上が、今回の結論ですが、もうすこし書こうかな。

 イメージの話をしましたが、人間は、このイメージを操作することで、自分の好きなものを欲望することができます。

 簡単なことで、欲望したい対象のイメージが思い浮かぶときは、そのたびに、その対象によって得られるものをできる限りたくさんイメージしていきます。人間は得ると楽しくなります。イメージするのは得たものでもよいです。未来に得るものでも過去に得るものでもどちらでもOKです。

 逆に、嫌いたいものは、その対象によって失ったものについて考えます。これも未来でも過去でもいいです。すると、人間は失うと悲しくなるので、対象にネガティブなイメージを付着させることができます。そうすると、対象のことが嫌いになります。

 これによって、自分の好き嫌いを自由自在に操作することができます。

 人間は自由に何かのことを好きになり、何かのことを嫌いになることができます。そういう魔術もありますね。

 例えば、勉強したくないな、と思ったら、まず、まあ何とかなるさの呪文を唱えます。それから、勉強によって得るもの、得られるもの、得たものについてひたすらに連想をしていくのです。そうすると、勉強が自然と好きになります。逆に、勉強によって失ったものについて考えてしまうと、これは勉強が自然と嫌いになります。

 人間は、イメージを操作することで、色々なことができるようになります。みなさんも、イメージを操作する魔術によって、楽観的に楽しく生きられるよう、心よりお祈り申し上げます。

 困ったときは、「まあ何とかなるさ」