魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

「魔法使いになりたい」、という欲望について真剣に考えてみました。

失敗術

 さて、今日は何を書きましょう? 何でもいいのですが(笑)

 多分、どんな文章を書いても、僕の伝えたいことは、どの文章にもこもっていると思うので。

 基本的に、確かなことは何もないですので、世の中の限界がどこにあるかというのも、まだわかっていないのです。

 何が不可能で、何が可能かが分からない。

 考えてみれば、これほど怖いこともないのですが、しかし、どうも世界はそのようになっています。

 何もわからないこの世界の中で、僕たちが、どのように生きていくのか、というのは、問題にしてしまえば非常に難しい問題です。

 とはいえ、こんなことは考えずに生きている人もいるのかもしれません。それはそれでいいのでしょう。

 とりあえず、そういうことを考える人に向けて、書いてみようと思います。

 さて、物事をうまく行うコツというものがある程度、あるようです。

 

 1.難しいことをやること。つまり、失敗すること。

 2.焦らず少しずつやること。つまり、まずは広く浅く、そして徐々に深く。

 3.長く継続すること。つまり、あきらめないこと。

 

 まず、難しい問題というのは、要は、総合問題ですね。いろいろな知識を必要とする問題は解くのが基本問題よりも複雑で難しいと思います。総合問題を、仮に、全体問題と言い換えるとすれば、難しい問題を解くことに挑戦することとは、全体をすこしずつやることに似ていますね。広く浅くの精神に似ています。また、長くやっていれば、基本的に、知識は増えていきますね。大なり小なり知識は広く深くなります。

 なので、これら三つの原則は、基本的に、同じ一つの現象を指しているということになります。こういう事はよくありますね。一見関係なさそうな知識が、重大な関係をもっていたりするわけです。

 継続は力なり、と言います。まず、一つ、現時点でも、確かに自信を持って言えることは、続けていれば、必ず上達するということです。どこまで上達できるかは分かりませんが、ほぼ100%の確率で上達はします。これは間違いないです。保証します。おそらく、どの分野でもそうだと思います。学問でも音楽でも、小説でも絵画でも、ビジネスでも家事でも。なので、とりあえず、何か上達したいという人は、とりあえず何でも少しずつ続けてみてください。必ず、上達します。これは――少なくとも相当特殊な事情がない限りは――絶対にそうです。僕が保証します(僕に保証されても説得力ないかもしれませんが(笑))。

 さて、すると、問題は、如何に、挫折しないか、ということです。まず、挫折さえ防止できれば、確実に上達することは既に分かっているのです。

 そのためには、焦らず、極力少しずつやること。そして、極力好きにすることです。気が向いた時間に気が向いただけやるというのでもいいのです。無理にやろうとすると、おそらく挫折してしまうと思います。まず、五分からでもいいです。極端な話、十秒から始めても大丈夫です。継続していくうちに、二十秒、三十秒、一分、三十分……と取り組める時間や量は増えていきます。つまり、努力はいきなりはできません。努力する練習が必要、ということですね。まずは、その練習から始めましょう。はじめは、数秒しか集中力がもたなかったのが、徐々に持続するようになります。とにかく、少しずつやること。例えば、どうしても、嫌だったら、英単語帳をパッと二三秒開いて、パッと閉じる。それだけでもいいです。そして気が向いたら、もう一回、もう一回、と繰り返してみる。すると、知らぬ間に、英単語帳を読んでいられる時間が増え、英単語帳が読解しやすく――つまり、簡単に感じられるように――なっていきます。大切なのは、無理をしないこと、できるだけ好きなように自由なようにすること、そして少しずつやること、それを長く続けることです。

 しかし、難しいことをやると、すぐに挫折してしまう、という人もいるかもしれません。その場合は、難しいことをやるという定義自体を変えてしまいましょう。例えば、数学の問題の難しいものをやるのなら、それを最後まで解いてすべてを理解しなければならない、という常識を取っ払ってみるのです。そして、パッとひと通り問題を見て、三分ほど考えて、分からなかったら解答を読んで、それで、解答が分かろうがわかるまいが、それで終わりということにするのです。つまり、理解できなかったという失敗を蓄積するわけですね。これなら、簡単にできるでしょう。失敗してもいいのですから。理解できなくても構わないのですから。そうして、理解を焦らないで、高速で参考書を何度もくりかえします(焦らないことと、高速であることは、実は矛盾しないわけですね。ある意味)。すると、徐々に全体像がつかめ、徐々に部分もつかめてきます。全体から、部分へ。まず全体から、そして徐々に深く。長く長く続けていく。このように、認知をうまく変えて、自分にあたえられたタスクをできるだけ細かく細分化していくのです。

 そうして、何よりも重要なのが、続けることですね。少しずつ続けましょう。

 では、何をやるべきなのか。それはわかりません。ですので、色々なものをまずはやってみるのが良いのだと思います。広く検索し、広くデータを収集して、色々とやってみて、つまり、まず全体像から入るわけですね。これも、さきほどまでの原則通りです。

 こういう勉強法もあるので、お気に召すようでしたら、お試しあれ。

 ただ、最初は、数字としては評価が出にくいので、そこは耐え時です(多分、実感であれば、二三日で成果が出ると思います。なぜ二三日なのかは、多分、レミニセンスとかその辺りの関係かな、と考えています)。なので、最初は特に、自分の実感を信じることが必要だと思います。

 数字になって成果は現れなくても、成果は実感できるのではないかと思いますが、それは感覚の問題なので、もしかしたら、人にもよるかもしれません。

 継続していれば、必ず上達はします。それは何度も言いますが、保証します。ですので、上達だけが目的の場合でしたら、そこは安心していただいて構わないかと思います。しかし、そこに世間の評価や何やかやの承認を求めると、これは難しくなってはきます。世間の意見のすべてとは言わないまでも、それらの風潮や流行には、如何せん気紛れな点があるものと思います。ですので、その辺りのことになると、運もあります。ですので、いわゆる、「大成」することなどの目標でしたら、必ずしも、これらの手法が有効性を発揮するとは限りません。ただ、続けていれば、上達はします。上達速度に個人差はあっても、必ずです。そこは安心していただいてもよいかと。

 自信は、小さな上達の実感を積みかさねると徐々についてくるものと思います。なので、今、自信がないという人も、その点も大丈夫なのではないかと思います。

 ですので、何か手持無沙汰だなとか、このままでいいのかな、と思ったら、音楽でも小説でも、何でも始めてみて、十年くらい続けてみるといいかもしれません。できることを少しずつ着実に積み上げれば、確実に上達はします。趣味でもいいと思いますしね。芸術って。あんまり肩ひじ張らないで、気軽にどうぞ。

 自信のある方もある方で大変かもしれません。自信があると目標が高くなるので、――その分難しいことに挑戦することが多くなるので――失敗も多くなり、自己否定に陥ることも多いかと思います。でも、僕が思うに、それは失敗ではありません。なぜなら、いかに失敗しようとも(仮に世間の基準においてそれが失敗と判断されるとしても)、あきらめない限り、確実に上達はしているのですから。

 自分の実感を信じましょう。それは数値にはならなくても、確かにそこにあるものだと、僕は思います。そもそも、確かな答えなんてどこにもないのですから。なら、自分の実感が何よりもの基準なのではないでしょうか。

 この文章でも、どうも今一つやる気が出ないようでしたら、今しばらくお待ちを(笑)もう少し、頭をひねって、対策を考えてみます(笑)

 

僕が僕らしく在ること 君が君らしく在ること

それが果てしない僕らの ユースティティア (Neru,『命のユースティティア』,歌詞より引用)