魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

「魔法使いになりたい」、という欲望について真剣に考えてみました。

恋愛術の概略について

 さて、みなさん、こんにちは。

 今日は、恋愛について考えてみましょう。

 恋愛は、みなさんの最大の関心事ではないでしょうか。

 僕も、自分がどんな記事を書くのか興味津々です。

 僕は、いたって、ふつうの人間ですので、特別、「モテ」に縁があるわけではないのですが、それでも考えられることを書いていきましょう。

 今日は、理論的な概略にとどめていこうと思います。

 

 まず、ひとつの説を紹介しましょう。

 それは、人間は、「英知」に惹かれるという仮説です。そして、この英知を、「匂い」という概念によって説明します。匂いというのは、眼にも見えませんし、耳にも聞こえませんし、まして触れることもできない、極めて微弱な感覚ですね。それで、この説によれば、英知に、この「匂い」が付属しているというのです。

 つまり、眼にも見えず、音声、言葉にもされていないにもかかわらず、英知というのは、体からにじみ出て、相手に匂いとして伝わるという仮説です。

 そして、その察知できているのかどうかも分からない微弱な感覚が、人を惹きつけるのだといいます。

 みなさんは、英知を持った人についてどう思いますか? 知的な雰囲気に肯定的な印象を持つ人も多いのではないでしょうか?

 であれば、この説は、それなりに的を射ているのかもしれません。そして、そう言った、卓越した知恵なり、能力というのは、確かにその人の周りににじみでているかもしれませんね。「あ、この人はなんか違う」みたいな。したがって、英知を養うのは、モテるために非常に効果的な手段となり得るのではないでしょうか。そうすれば、アピールせずとも、勝手に魅力がにじみ出るらしいです。

 さて、次の説に移りましょう。

 それは、「より多くのハンディキャップを克服しているものがモテる」という説です。一般に、性ホルモンというのは、身体の免役機能を低下させることが知られており、その意味で、生存に不利となる資質なのですが、これが、性的魅力を醸成します。主に、思春期とか。みなさんも、思春期、色々悩みましたでしょう? 性ホルモンの過剰は身体に負担なのです。したがって、この性ホルモンを大量に浴びることのできる個体というのは、もともと免疫の極めて強い個体のみに限られるのです。このことから、性的魅力を持っている個体は、免疫が高いことを示唆しており、それにより、モテるのだ、という仮説です。一応、理にはかなっていますね。

 では、この理論を拡大して考えてみましょう。

 まず、より多くのハンディキャップを克服していればモテるということは、逆境の状態にある人は、モテのチャンスのただ中にあるということです。そのハンディキャップが人を魅力的にすると考えられるからです。つまり、多くの問題を抱えている人は、その問題を解決することによって、非常にモテるであろうと考えられます。その意味で言えば、失敗の数、あるいは、その人が抱えるハンディの数が、その人の魅力を決定するということです。簡単に言うと、逆境に立ち向かっている人というのは、魅力的であるということです。みなさん、物語の主人公を思い浮かべてみてください。彼らは、みんな魅力的です。そして、必ず、何らかの逆境に立ち向かっていますね。すると、この説もどうもなかなかに的を射ているようです。ニートや引きこもりの方、あるいは、色々な問題、逆境を抱えている方、あなたの状況はモテに変換可能なチャンスですよ。人より大きな問題を抱えているということは、人より大きくモテるチャンスということになります。

 さて、次。どんどん行きましょう。

 次にあるのは、「ユーモアのある人がモテる」という仮説です。

 ユーモアは、かのジークムント・フロイトが、最も高評価していたレベルの高い防衛機制の一つです。そう考えると、レベルの高い、防衛機制を実施可能であるということが、その人の魅力を定めているということになります(防衛機制は色々あるので検索してみてください)。防衛機制というと、悪いイメージもあるかと思いますが、しかし、逆に、その防衛機制が高評価を獲得する場合もあるようです。例えば、ネットには解離性障害多重人格障害)について書かれたものが多数ありますが、多重人格というと、興味が惹かれませんか? おそらく、それは、解離という防衛機制が、人を惹きつける効果を持っているためと考えられます。このように、防衛機制には、どうも人を惹きつける効果があるようなのです。しかし、それが適切に使われない場合、つまり、防衛機制が破綻する場合には、魅力が一転して、面倒な人の烙印を押されてしまうことになります。つまり、適応的に防衛機制を実施することができる能力というのが、極めて、高い魅力を保証すると考えられます。みなさんも、防衛機制を調べて、それらを状況に応じて、適切に組み合わせ、適応的なライフを構築していってみてください。そうすれば、モテるということになります。

 

 

 さて、次には、これらの三つの手法を統合して、まとめましょう。紙数大丈夫かな(笑)。まあいいや。

 

 

 まず、英知とユーモアには通じるものがありますね。大体、英知のある人というのは、きついユーモアを持っています。きついと言っても、非常に優しいユーモアもであるのですが。優しさときつさを併存させるバランスが絶妙、とでも言えばいいのかもしれません。村上春樹の小説などは、ユーモアの塊となっていますので、ユーモアについて勉強してみたい方は、お読みになってみてください。

 次に、適応的防衛機制とハンディキャップの仮説には通じるものがあります。なぜなら、要は、どちらも、環境に対する高い適応能力があることを、引き金として「モテ」が生じているからです。つまり、厳密には、これら二つは、同じモテ構造を依代にしているであろうと考えられます。そして、その構造とは、「適応力」という概念によって構成されます。言いようによっては、防衛機制の巧みな使用により、ハンディキャップを克服した場合、それがモテにつながる、というふうに言うことができます。したがって、これら二つのものは、どうやら、二つまとめて考えたほうがよさそうです。

 また、英知とハンディキャップの仮説も関連しますね。英知を用いて、難しい課題を解決する、ということです。これは単純で分かりやすいかと思います。

 よって、これら三つの理論は互に互いの仮説の強度を裏付け合っており、かなり信憑性が高いと判断できるのではないかと思います。ですので、モテたい人は、ぜひ、お試しあれ。もちろん、自己責任で!(笑)

 

 

 では、最後に、僕の恋愛についての考えを書きましょう。

 僕の考えは、やはり、「直観」に従うのが最もいいだろうというものです。なぜなら、英知とは、おそらく、直観的なものであろうと思われるからです。その意味では、僕の考えも上記のものと大体同じであると言えるかもしれません。

 実際、英知、つまり、既存のものにない発想は、論理的思考というよりも、どちらかと言えば、直観的思考によって、もたらされることが多いと思います。そして、この考えに立った場合、英知とは創造です。なぜなら、それは、既存のプログラムからの逸脱を示すからです。目に見えないし、耳にも聞こえない、触れることすらできない、不定形の知恵、それが英知です。これは、ひとつの「匂い」であるでしょう。もしかしたら、フェロモンの一種なのかもしれませんね(笑)。英知って。英知フェロモン。なんか面白い響きですね(笑)。

 しかし、直観に至るためには、前に記事に簡単に書いたのですが、幾多の絶望というか危険を潜り抜ける必要があります。したがって、もしかしたら、直観を得るということ自体が、ひとつのハンディキャップの克服例となっていて、それが英知として具現化し、モテにつながるのかもしれません。人は創造性を愛するようです。歴史上の多くの天才が人々の間に広く語り継がれている様子をみると、そう思います。

 言い方を変えれば、これは、「決意」です。まっすぐな想い。あらゆる無駄な思考を省き、まっすぐに直観に向き合う決意。その決意は、どこを向くかはわかりませんが、恋愛の場合には、特定の誰かに向くのでしょう。すがすがしいまでに、まっすぐな決意と勇気にあふれたまなざしは、多くの人たちを惹きつけるのではないでしょうか。そして、そのまなざしは、ひとつの「匂い」のようなもので、その人がことさらに何かを主張しなくても、自然とその人の身の回りにあふれ出ているものなのかもしれません。

 さて、恋愛術について書いてきましたが、いかがでしたでしょう。

 今回、書いた恋愛術は、概略ですので、そのうち、ケース別に応じた、恋愛術についても、考えてみましょう。引きこもりの恋愛術とかね。おもしろくないですか?(笑) 引きこもりだって、恋愛すればいいんですよ。好きにしたらいい。僕はそう思っています(笑) 恋愛すると、本当にたくさんやる気が出てくると思います。そうすれば、社会復帰はさほど難しくはないのではないでしょうか。その点についても、今度掘り下げていってみましょう。

 どんな状況の、どんな人であっても、まっすぐな決意を持っている人は、僕には魅力的に見えますね。どんなことがあっても貫かれるその決意は、とてもきれいだと思います。う、う、う、ううううう美しい……美味ですな(笑) その自信。素敵です。月並みな言葉になりますが、「どこまでもあなたについていきます」の気持が、最も魅力的なのかもしれません。

 

When I am with you,there's no place I'd rather be.(Nightcore,『Rather Be』,歌詞より引用)