読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

「魔法使いになりたい」、という欲望について真剣に考えてみました。連絡先アドレス:「mmaazzyyuu@gmail.com」 何かありましたらまずはお気軽にご相談ください。基本的には何でもどうぞ。できることには無論限りはありますが。

ナルシストの長所

 さて、今日は、ナルシストの機能について書きます。

 

 みなさん、ナルシストというと、どんな人を想像しますか?

 

 鼻もちならない人でしょうか。傲慢で自分勝手でしょうか。

 

 確かに、ナルシストは、ある種、鼻持ちならない人かもしれません。 

 僕は、ナルシストの善悪については判断しないでおきます。なぜなら、善悪は、論理的に決定できないからです。

 

 ですので、ここでは、ナルシストによって、何を得られると考えられるかを書きます。つまり、ナルシストの機能についての考察です。

 

 ここでは、ナルシストを、取りあえず、自己愛性パーソナリティ障害の人として考えてみます。

  

 ナルシストには、次のような機能が備わっています。

 

 

 ナルシストの持つ能力

 

 1.自分は重要であると信じる能力。

 2.理想を追求する能力。

 3.自分の特別性、唯一無二性を信じる能力。 

 4.大量の賛美を求める能力。

 5.自分の持つ権利を強く主張する能力。

 6.強く自分の目的を達成しようとする能力。

 7.周囲の反応に囚われない能力。

 8.嫉妬し、理想の追及へと向かう能力。また、他人の持つ嫉妬の感情を見抜く能力。

 9.周囲に対し、自信のある態度を示すことのできる能力。

 

 

 ナルシストには、これらの能力が備わっています。

 

 では、これらの能力がどのような機能を果たすかを順に見ていきましょう。

 

 まず、現代社会にある問題を簡単に列挙してみましょう。

 

 

 社会の問題点

 

 1.人間が代替可能な商品として扱われること(貧困問題を抱えた資本主義)。

 2.絶望があること。理想をうまく持てないこと。

 3.自分が社会の歯車の一つにすぎず、代わりはいくらでもいるという虚無感。

 4.自己卑下。

 5.自分の果たした役割への対価を求められないこと(ブラック企業、泣き寝入り)。

 6.自分の目的を設定し、追及できないこと。

 7.付和雷同して、物事の本質を見失うこと。

 8.ハングリー精神がない。他人に攻撃(嫉妬)されても自分を責めてしまう。

 9.自信のある態度を周囲に示すことができず、他人の信用を集められない。

 

 

 さて、これらの問題は、先の自己愛性パーソナリティの能力によって、ある程度、解消することができますね。

 

 まず、人間を、物扱いさせないためには、自信を持つ必要があります。自分で自分を物扱いしてしまったら、本当に物扱いされてしまいますね。この点、ナルシストは、非常に有効です。自分は特別な存在であると信じることができますので、人間を物扱いする社会を打破するのに大なり小なり役立つでしょう。

 また、様々な事情で絶望する人たちが多い中で、自分の理想を追求できることは非常に重要な資質となります。ナルシストのそうした強い資質は、付和雷同の機能を通じて、人々に、理想を伝染させる働きを持つでしょう。

 自己卑下する人はたくさんいますが、ナルシストの自信のある態度は、ある程度、彼らにも普及するでしょう。そのようにして、自信のある人が増えれば、社会も、他人のことを物扱いする確率を減らさざるを得ないでしょう。

 すると、自分を安売りする人が減り、ブラック企業などの存立も難しくなるでしょう。人々が、自身に見合う対価を、自信のある態度を示しつつ、要求する勇気を持つことができれば、企業は大なり小なりホワイト化する確率が高いでしょう。

 ナルシストは、目的や理想を強く追及していきますので、目的や理想を持てずに、悩んでいる人には、なんらかの模範を示すことができ得るでしょう。

 そして、彼らは、嫉妬できますので、その能力を有効に生かすことができれば、どこまでも、自分の理想を追求していくことのできる資質を発現することができるでしょう。また、攻撃されても、相手の嫉妬の感情のせいにすることによって、自身の理想を強く貫くことができるでしょう。

 自信のない人に、人はついて行きづらいかと思います。自信のある人は魅力的ですね。ですので、彼らには、ある種のカリスマ的な資質があり、人々に対し、大きな影響をおよぼす力があるでしょう。彼らの理想は、一般の場合よりも、強く周囲に伝染せることができるでしょう。

 

 このように、ナルシストには、非常に有効な機能が多くあります。

 

 しかし、如何せん、上記の通り、彼らには、社会を変革する力が備わっていますので、既得権益を持つ人たちとしては、ナルシストを放置するわけにはいきませんね。ナルシストたちの、「理想」によって、自分たちの権益が奪われてしまうからです。だから、何とかして、ナルシストたちをバカにして、自分たちが正しいと強く周囲の人々(国民)に主張することで、彼らを抑圧しなければなりません。

 

 ですので、ナルシストをバカにするために、次のような蔑称(スティグマ)を彼らにつけることにします。

 

 自己愛性パーソナリティ障害

 

 つまり、ナルシストたちは、障害者であり、健常な人間ではないというレッテルを貼ることによって、既得権益者たちは自分たちの利益を守ることができると考えられます。

 

 だから、何とかして、既得権益を持つ人たちは、ナルシストをバカにしなければなりません。

 

 例えば、

 

 自己愛性パーソナリティ「障害」の人は、「表面上」魅力的である。しかし、ついていくと、ぼろぼろに利用されて、捨てられる。

 

 と言えばどうでしょうか。

 

 さて、この中には、主に二つの論法が含まれています。ひとつは、既に、説明した通り、「障害者」として扱うスティグマ論法です。これにより、彼らの人望を有効に削ぐことができます。ふたつめに使われているのは、「表面上」という論法です。これは、ナルシストの持つ魅力の価値を削減させる効果を持ちます。彼らは確かに魅力を持っているのですが、それを何とか否定しないといけない。しかし、ナルシストが魅力を持っているという事実自体は変えられない。であれば、その魅力は、「表面上」のものに過ぎない、というふうにレッテルを貼ってしまえばいいわけです。そうすることによって、ナルシストの理想追求的「革命」的素質を、削ぐことができるわけです。みなさんも、誰かの何かを、否定したい時などは、彼らの利点の前に、「表面上」という言葉をつけてみてください。どんなものでもバカにすることができます(笑)。例えば、頭いい人がいて、悔しいな、と思ったら、「表面上頭がいい」と言ってみてください(笑)簡単ですね。この「表面上」という言葉は、魔法の言葉で、どんな価値あるものも否定することができます。呪いの一種ですね。自分より優れていて気にくわない人がいたら、ぜひお試しあれ。例えば、他にも、「表面上美人」とかありますね。この概念操作は、「雰囲気美人」とか、「オタサーの姫」とか、色々な概念に現れています。つまり、「本当は美人ではないけど表面上だけの美人だ」、というふうにレッテルを貼ることによって、美人の価値を失墜させることができるわけです。非常に、シンプルというか、原始的な呪いですが、何か気に食わないことがあったときは、試してみてください(笑)

 今日は、「表面上」という呪文を一つ紹介いたしました。相手の価値を手軽に失墜させたい時は使うのも手かもしれません。逆に、誰かが、表面上と使っていたら、ああ、この人は誰かの価値を失墜させたいんだな、と考えることができる、というふうなお話でした。

 

 ナルシストに限らず、バカにされているものがあったら、「どうしてバカにされてるんだろう?」とその原因を考えてみると面白いと思います。すると、色々なことが見えてきて、結構楽しいですよ。

 

 気が向いたら、戯れに、人間観察をしてみるのもおもしろいかもしれません。

 

 僕にも、ナルシストが善いことなのか、悪いことなのかは、正直分かりません。ただ、彼らの特質にも有効性はあるよ、というお話は一応しておきます。彼らも意味あって、この世界に存在しているわけですね。自然には無駄なものはひとつもありません。

 

 今日は、ナルシストの機能について書いておきました。みなさんも悪口の機能とか、マウンティングの機能とか、色々な機能について考えてみると、とてもおもしろいと思いますので、気が向いたら、お試しあれ。

 

 悪口言われたら、「どうして、この人は悪口を言わなければならなかったのだろう?」といろいろと考えてみるとおもしろいですよ(このように、視点をずらすことができると、悪口による傷つきも減らすことができるかもしれません。何よりもあなたの心を守ることに集中してください。それが一番大切なものなのですから)。悪口のすべてが嫉妬なわけではありませんが、嫉妬は人間にとって普遍的な感情であり、大体、大なり小なり混入していますので、その辺りも観察していけると、おもしろい研究結果が得られるかもしれません。

 

 ナルシストたちのおかげで、社会のバランスが保たれている側面もあるわけです。そう考えると、ナルシストたちがある種の魅力や能力を有しているのも、あながち偶然ではないのかもしれませんね。ナルシストは、いわば、「花」ですね。花はうまくいけば、やがて、実をつけるものと思います。その時、彼らはもうナルシストとは呼ばれないかもしれません。賞賛なしに、くつろぎながら「独りでいられる能力」を獲得するわけですね。そういう経路をたどるナルシストもいるかもしれません。もしかしたら、そうしたら、彼らはやがて家庭や子供を持つこともあるのかもしれません。父や母になって、「普通」の家庭と呼ばれる状態へと突入することも。それは僕にも分かりませんが。魅力や美というのはそもそも、文化や国によっても違うものですから、いろいろだと思うのですが、そのあたりのことについても考察してみたらおもしろいですね。要は、その文化において、大なり小なり美と認定されるものが美なのだと思います(「真実の美」というべきものも存在するのかもしれませんが。芸術の場合はこちらの問題なので、論理だけで考察するのは難しいかもしれませんね。それこそ、「真実の美」を作るのは「神」なのかもしれませんから、僕にはわからない(笑))。ナルシストには長所だけでなく、短所もいっぱいあるのですが、それはどんな人間でも同じですね。短所については、ネットに山ほどか書かれていますので、ここであえて触れることはしません(ネットは悪口の山ですからね。きっと悪口の天才がいるのだと思います。それはそれですごい才能ですね)。今日は、ナルシストのお話でした。

 

 

 

 

 ではでは~♪