魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

「魔法使いになりたい」、という欲望について真剣に考えてみました。

組織術

 みなさんこんばんは。

 

 今日は、「組織の作り方」について書きたいと思います。

 

 どのように組織を作るべきか。

 

 まず、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」、と言って何事も度を超すといいことがありません。

 

 組織が団結しすぎるのも、団結しなさすぎて孤立しすぎるのも上手くない。

 状況に応じて、団結の度合は使い分けるのがいいように思います。

 

 強く団結することもあれば、弱く団結することが有効なこともある。

 

 状況は色々です。

 

 では、組織の構築手法について考えていきたいと思います。

 まず、これについて知るためには、「護身術」について知ることが有効かもしれません。

 

 最近は、「共謀罪」などのようななんか怖い言葉を聞きますので、これからどんどん規制は厳しくなってしまったりするのかもしれません。

 

 個人的には恐いので、やめてほしいなと思うのですが(笑)

 

 友達と仲良くしているときに、「共謀罪だ!」とか言われて逮捕とかされたらいやだな、と思って。わかんないですけど(笑)

 

 むずかしい問題ですが。

 

 閑話休題

 

 さて、そういう恐い世の中ですので、まずもって、犯罪レッテルを貼られることに警戒しておくのはある程度有効かもしれません。

 

 そこで必要なのは、「正しくあること」です。

 

 常に「正当性」のあるものごとに批准すること。すると、正当性が大義名分になって、ある程度、あなたの身を守ってくれます(詳しくは、当ブログの「非武装型護身術」などの記事をブログ内検索などからご覧ください)。

 

 では、組織とは何か。

 

 これは、「人と人との団結」です。

 

 団結とは何か。

 

 これは、「絆」です。

 つまり、組織とは人間関係を結ぶことです。

 

 では、人間関係を築くにはどうすればいいのか。

 

 このためには、お互に信頼を築くことができればよい。

 

 では、どのような人を信頼するのか。これについては、当ブログの「信頼できる人の特徴についての分析」という記事をご覧ください。

 

 信頼できる人は色々なことについて考えていて「思慮深い」、という特性を持っています。

 

 つまり、相互信頼を築くためには、お互に、思慮深い人間になることが第一歩です。

 したがって、組織を作りたい人は、まず、自分が思慮深い人間になることが有効であると考えられます。

 

 思慮深い人間になればなるほど、あなたは信頼できる人間であると判定できます。

 

 その為には色々な情報に触れ、いろいろなことを経験し、いろいろなことを考え、分析して、いろいろな情報を所有した、いわば、「情報資産家」になることが有効です。

 

 しかし、世の中には多くの「詐欺」があるものと思います。違法な詐欺から脱法的な詐欺まで色々です。

 だから、みんななかなか人のことを信頼することができず、そのため、組織や仲間を構築できず、分断されてしまいます。

 

 分断されてしまうと、人間は孤独に打ちひしがれる場合もあり、その場合、メンタルヘルスにもよくなく、健康被害や自殺などの行為が生じる場合もあるうえに、人は協力し合うことで力を発揮する社会的動物であるという側面がありますので、人間一人一人の力が団結を極端に阻害されることで、非常に弱くなってしまいます。

 

 例えば、あなたが敵を倒したいと思ったら、敵の組織を分断させること、「分断工作」が有効に作用すると推理できます。

 

 そのため、私たちは、さまざまな詐欺に立ち向かっていくためには、逆説的ですが、「人を信頼すること」を覚える必要があります。人を信頼できなければ、詐欺により搾取され続けるだけです。

 

 しかし、だれかれ信じれば、詐欺にかかってしまうかも知れません。そこで、「本当に信頼できる人」を僕たちは探し当てる必要があります。

 

 簡潔に言えば、そうした人は、「思慮深い人」であることは、前記した通りです。しかし、この指標だけでは大雑把すぎて、まだ騙される可能性が払しょくできず、不安です。

 

 ここでは、騙されないための手法について徹底的に考察してみたいと思います。

 

 まず、ここで、こちらの組織を分断させようとしてくる組織体を想定してみましょう。

 

 そうした組織はどのように行動するか。

 

 こちらの組織を分断させようとして行動してくるはずです。

 

 つまり、人間関係を作らせまいとして、人間の持っている基本的信頼感を奪い、疑心暗鬼に陥らせようとしてきます。

 こうなってしまえば、敵の分断工作は成功してしまい、僕たちは団結力を奪われ、敵への交戦能力を失うことになります。

 

 そうした、分断された組織は、非常にもろくなるでしょう。したがって、例えば、国家という組織を見るなら、その成員の一人一人が、極めて思慮深い人間になることが、そうした分断に対抗する一手段として考えられます。

 

 その為には、思慮深い人間を教育するにはどうすればいいかを、絶えずアップデートしながら、考えていく必要があるでしょう。

 

 このように、「他人を信頼する力」というのは「極めて強い武器」になります。まずは、こうした信頼感を持っていなければ、満足に組織をつくることはできないし、分断工作に対抗することもできません。

 

 思慮深い人について深く考察してみます。

 

 思慮深い人はとにかく様々な可能性について考えます。その行動が時に衝動性にみえることもあるかもしれません。それくらいとにかくべらぼうに様々な可能性を検討します。ときには杞憂もあるくらいかもしれません。

 

 そして、そのうえで、思考が無限であることを知っています。

 思考にキリがないことを知っていると同時に、思考にある程度の実効的機能があることをも知っています。

 

 ものを考える際、単純にというよりも、さまざまな複雑体(コンプレックス)を考えます。

 

 つまり、物事というものが、なかなかシンプルに割り切れない、難しい事情で出来上がっていることを知っており、そのうえで、必要ならば、シンプルな考えを掲示したりもします。

 

 目的や手段についての思考にも通じており、何が目的で何が手段なのかを理解しています。例えば、組織をつくること自体が目的なのではなく、それは手段であって、目的は、大切な人たちを守ることであるということを知っています。もしも、この手段と目的との関係が逆転してしまったら、大変です。本当は大切な人たちを守ることが目的なのに、組織をつくることが目的になってしまったら、組織作りにばかりかまけて、肝心の大切な人たちを救済できなくなってしまいます。これでは、本末転倒です。

 

 さて、なぜ組織を作るのか。

 

 信頼に基づいた組織には、分断工作に対抗するという機能の他にも様々な機能があり、例えば、一緒に「起業」したり、ビジネスをしたりすることもできるし、シェアハウスをすれば、家賃などを極めて効率的に節約することができます。これらは全て、「信頼」のなせる業です。このように、他人を適切に信頼する才能を持っている人は、金銭を節約したり、お金を稼いだりする能力を持つことができます。それくらい、信頼というのは極めて有効な才能になります。

 

 したがって、他人を信頼する人は、とても貴重で、大切にすると、自分にも周り回っていいことがあるであろうと推理することができます。それくらい、信頼感というのは重要な事です。

 

 なので、一つの戦略としては、どんなに裏切られても、他人を基本的に信じる姿勢を崩さない、というのは有効な見識になり得ます。

 

 質の悪い詐欺師にはまると、そこから抜け出せなくなる可能性があるため、リスクはあるのですが、人を全く信頼しないというリスクに比べると、僕の目には低リスクにも見えます。

 

 適切に疑い、適切に信頼することが、重要と考えられます。

 

 そのためには、まず、次のプロセスを行ってみるといいかもしれません。一つの案としてご参考下さい。

 

 1.すべてを疑ってみる

 2.すべてを信じてみる

 

 疑いの段階では、全てを疑い、究極的には、この世界に論理的には絶対のものはない、ということを悟るのに役立ちます。すると、信じる段階に、移行し易くなります。逆説的ですが。なぜなら、全てのものが疑わしいからこそ、「全てのものが疑わしい」という論理的事実すらも「疑わしい」ということになるからです。

 

 この論理に至ることができれば、言わば、「無条件の信頼感」をつちかうことができる可能性があると思います。なぜなら、「全てのものが疑わしいにもかかわらず、それでも人を信じる能力」がこの無条件の信頼感だからです。

 

 「信頼」は極めて強力な武器ですので、有効に使いたいところではあります。

 

 さて、では、基本的信頼感を会得したら、次は何を為すべきか。

 

 先ずは、自分がもっとも思慮深いと思う人を見つけて、その人を試しに、信頼してみることです。

 

 そして、相手の「善意」を「信頼」して、相手に「接触」してみることです。

 

 ブログならコメントでもいいし、メッセージ機能を利用してもいいでしょう。

 

 相手に声をかけるというのでも構いません。とにかく接触ならネットでも現実でもなんでもよいです。

 

 なぜこれが有効なのか。

 

 それは、前記の通り、信頼にはお金を稼ぐ効力があり、また孤独を融和することで健康を向上させる効果が想定でき、さらに敵対者にたいする防衛手段ともなる機能があり、きわめて重要だからです。

 

 したがって、投資としては、裏切られる可能性を過度に想定するよりも、相手をある程度信頼して、「この人は思慮深いので、きっと私を無下にはしないだろう」という想定の下に接触したほうが、そのコミュニケーションがうまくいくかどうかにかかわらず、全体として利率が高いであろうとも推理できるからです。

 

 信頼する方法については、そのうち、「信頼術」としてブログに書くかも知れません。信頼は極めて強力なツールです。みなさんも気が向きましたら、ぜひ、思慮深い人を信頼してみてくださいませ。

 

 まず、詐欺にかからない方法を検証してみます。

 

 これは、簡単かと思います。

 

 1.そもそもお金を要求してこない

 2.そもそも見返りを要求してこない

 3.そもそも意見を強制してこない

 

 これらの条件を満たしていれば、まず、返報自体を要求していないので、原理的には詐欺には合わない可能性がそれなりに高いと推理できます。

 

 これをより、厳密に整理すれば、

 

 1.あなたに対し見返りを求めない

 2.あなたに対しコントロール欲求がない

 

 となります。

 

 つまり、非常に素朴には、見返りを求めず、コントロールしようとしない人、つまり、あなたの自由を極力尊重してくれる人が信頼出来る人であると考えられます。

 

 簡単に言えば、他人を束縛しようとしない人です。

 無論程度問題ではありますが。

 完璧に束縛がないというのも、なんか悲しい気がしませんか?(笑) 愛がないような(笑) その辺は好みかもしれませんね。

 

 つまり、究極的には、信頼出来る人とは、

 

 あなたに純粋に贈与してくれる人であると考えることができます。

 

 逆説的ですが(今日逆説的な事しか言ってないですが(笑))、「見返りを求めない人に対し、見返りを与えるのが有効」、ということです。

 

 贈与するものは何でもいいです。

 

 情報でもいいし、にんじんでも、それこそ人間関係でもいい。

 

 とにかく相手のために何かをすること。

 そうした人ほど、信頼に値する、と単純には推理できます。

 

 先ほど、接触の話をしましたが、接触についてもこれと同じことが言えます。

 

 「自分から接触するほど、勇気がいるので、自分から接触を行うことは、相手に人間関係を贈与すること」になります。

 

 みなさん、せっかく話しかけても、拒絶されたら傷つきませんか?

 

 誘われる側の方が立場が強くなっちゃいますよね。誘う側よりも。

 

 だから、誘うのって、自分を不利におくことで、とても大変だと思うのです。

 

 だからこそ、その不利な立場を甘んじて受け入れて上げることが、あなたの器の広さを示し、また相手を慮ることになります。

 

 したがって、理想的には、自分から声をかけていくこと、接触していくことが有効

です。

 

 拒絶されるのは怖いです。僕もですよ(笑)

 

 でも、せっかく目の前に信頼できるかもしれない、貴重な人がいるのに、それに声をかけないというのはいささかもったいないような気もします。

 

 自分で自分のチャンスを潰しているような。

 

 ポイントは、「ほんの少しの勇気」です。

 

 自分から声をかけること。積極性。

 

 迷惑がられるかもしれないし、拒絶されるかもしれませんが、しかし、信頼できる人は、少なくともあなたに暴力を振るったり、詐欺をしたり、傷つけたりはしないはずです。

 

 だから、相手が素敵な人だとか、信頼できる人だとか思ったのなら、なるべくなら、相手を「信頼」して、自分から声をかけていくのがいいと思います。

 

 とても勇気のいることですが、だからこそ、その勇気ある行為に、希少価値も生じるため、経済合理性もあります。

 

 そのように、「自分から積極的に相手を信頼し、他人に声をかけていく」ことにより、組織は形づくられて生きます。

 

 そうして、信頼関係によって出来上がった組織は、生産性や防衛性を生み出し、僕たちのことを守ってくれると考えられます。

 

 だから、みなさん、思慮深い人なり、素敵な人なり、見返りを求めない人なり、魅力的な人なり、優しい人なりが、いましたら、ぜひ、積極的に自分から声をかけてみるのがいいかもしれません。

 

 信頼とは、非常に大切な人間の技能だと思います。

 

 信頼という技法に卓越することで、人は有効にお金を稼いだり、自分の身を守ったりすることができます。

 

 さて、では、詐欺師が、この記事の考察を読んだ際に、どのようにあなたをだまそうとするかを想定しておきます(その方がみなさん安心でしょうので)。

 

 まず、「利他的なふり」をしてくるでしょう。つまり、「見返りを求めないフリ」です。したがって、最終的には尻尾を出すように、見返りを求めてくるはずです。ですので、尻尾が出るまで「待って」みましょう。

 

 完璧に純粋に利他的、というのもまた、難しい話になりますし、完璧に利己的でない人もいないかもしれませんので、その辺は難しいです。

 

 したがって、これは程度問題になります。

 

 少なくとも言えるのは、見返りを求めるのを我慢できないほど、その人は信頼しづらいのではないか、という仮説です。

 

 したがって、これを見るには、「待つこと」が有効です。判断に時間をかけ、ゆっくり吟味すること。

 

 先ずは接触してみて、相手のデータを収集してみるのも有効だと思います。そのうえで、相手の思慮深さを計測していく。

 

 例えば、次のようなプロトコルが考えられます。

 

 1.三日ほど観察してみる。

 2.声をかけてみる。

 3.いろいろと無作為に話して、相手のデータを収集する。

 4.声をかけた際に見返りを求めるかどうかを観察する(気前よくあなたに応じてくれるかどうか。あるいはあなたと話すことにメリットを過度に要求するかどうか。見知らぬ人の声掛けに反応しないのは「いわゆる普通」のことではあるかもしれない。しかし、もしも見返りを求める傾向が少ないならば、あなたにある程度は時間を気前よく割いてくれる確率が高いと推理できる。「陰口」の有無なども参考になる。表面上気前よく見えても、声をかけたあなたに陰口を言っているのならば、その人はあなたに割いた時間を快く思っていないと推理でき、つまり、程度問題にせよ、見返りを求める傾向が強いと推理できる)。

 5.まずはできるだけ目的なく対話してみる(目的ない対話をカットするならば、その人はあなたとの対話に見返りを求めている。したがって、程度問題として、思慮深い人ではなく、信頼できない可能性が高い)。

 

 などなど。

 

 色々と考えられます。

 

 もしも、相手が見返りを求めない人であれば、それは、信頼感を持った人であるということになり、あなたが思慮深い人であれば、あなたのことを信頼してくれるでしょう。

 

 さて、今日のポイントをまとめてみましょう。

 

 

 今日のまとめ

 

 1.組織を作るにはまず、自分が信頼できる人になることが大切。

 2.信頼できそうな人がいたら、まずは、自分から相手を信頼して、自分から接触してみる。

 3.相手に接触するのはとても勇気のいること。だから、そこに希少価値が生じる。

 4.そのようにして、信頼の輪を積極的に広げることで、組織はできていく。

 5.組織には経済的な価値や防衛的な価値がある。

 6.組織は適切に機能すれば、あなたのことをある程度守ってくれる。

 7.あなたを弱体化させるために、「分断工作」を用いるのは敵にとって有効な戦略である。

 8.だから、分断工作に備えて、「他人を信頼する才能」を身につけることが大切。他人を信頼できるのは一つの優れた才能。

 9.基本的信頼感が育っている人は、思慮深くなるので、いろいろなことを知っているかも。結果、いろいろと能力が高い可能性も高い(情報資産家)。

 10.気になる人がいたら、まず相手の善意を「信頼」して、声掛けしてみるのは有効。ただし、相手の善意を無下にはしないこと。応じてくれたら精一杯相手を楽しませてあげること。