魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

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統合失調症の機構についての試論

 今日は、統合失調症について、書いてみようと思います。多分、割に独自の理論かな、と思いますので、その点はご注意ください。

 

 まず、統合失調症を考える際には、常に、次の三つのことを念頭に置いておく必要があります。

 

1.情報の取り入れ量(認知的脱抑制)

2.情報の処理速度(多分、前頭葉

3.ノイズの排除量(多分、側頭葉)

 

 カッコの中身は、かなり仮説ですので、あまり、お気になさらず。

 

 それで、統合失調症の人というのは、次のような特徴を持ちます。

 

1.情報の取り入れ量が多い

2.情報の処理速度はさまざま

3.ノイズの排除量が少ない

 

結果として、情報が脳内に溢れかえり、情報の処理速度が追いつかなくなってくると、脳が損傷しはじめます。現代の医学は、お薬によって、次のことを行うことで、治療しようとします(治療と言っても、けっこう副作用がありますが)。

 

1.情報の取り入れ量をおさえる

2.情報の処理速度は薬によって低下する

3.ノイズの排除量は変化なし(もしかしたら、昂進している。このことによって、陰性症状の無気力症が生じる可能性あり)

 

 以上のことから、周囲の環境の情報を取り入れる機能が低下し、また、情報の処理速度も合せて低下することから、感情鈍麻や無気力、陰性症状が生じる。

 

 では、陽性症状時はどうなっているのか。次のようである。

 

1.情報の取入れの昂進(大量のデータの確保)

2.情報の取り入れ増加に伴う情報の処理速度の昂進(大量の情報の超高速処理)

3.ノイズのフィルター機能の減少による情報取り入れの増加の補助(偏見、認知バイアスの消失)

 

 また、統計的判断は、次の要因を満たしているときに最も有効に機能する。

 

1.大量のデータ

2.大量のデータを処理しきるだけの高速知能

3.偏見、バイアスの欠如

 

 以上のことより、統合失調症の陽性症状時の判断は、我々の通常時の判断をはるかに上回る精度で、「現実」を認識していると考えられる。この精度の高い高度な直観的判断のことを、「神託」と呼ぶ。

 

 では、なぜ。統合失調症者のIQは低く測定されるのか。

 

 それは、いわゆる「症状が落ち着いている時」に測定しているためである。つまり、陰性症状時。

 

 例えば、薬によって、症状を落ち着けていると言えば、聞こえはいいものの、認知機能を押さえられた状態で、知能テストを実施した場合、これは両手を縛られたうえでピアノを弾けと言われているようなものであり、到底無理な相談である。

 

 統合失調症の真価が最も発揮されるのは、いわゆる「狂気」のただなかであり、そのときこそ、もっとも統合失調症者のIQが向上している(特に、ロールシャッハ系のテストの成績がずば抜けて向上する(僕個人の計測です)。このことにより、普通の人に見えないものが見え、見えないものを次々と連想し、言語新作などの独創的発明が次々と生じる。また、ロールシャッハテストの成績とIQテストの成績には相関関係がある)。

 

 したがって、真に統合失調症者のIQを測定するためには、彼らが狂っているときに測定しなければならないが、しかし、彼らはIQテストの無意味をおそらくは、直観的にその判断能力によって見抜くために、そもそもやる気にならない。しかも、ただでさえ、狂っていると言われる状態なのだから、そもそもテストなど誰も実施する気にならないし、自律性能が向上しているので、人の言うことに素直に従うとも思えない(「本当に」合理的に説明すれば、おそらく通じる。しかし、それができる人は、精神科医を含め、ほとんどいない)。

 

 これらの事情により、統合失調症者のIQを真に測定することは難しい。

 

 また、創造性とIQの関連は、120程度までは、関連がある程度見られるものの、それ以上は関連が見うけられず、創造性の発露としての天才をIQによって測定するという発想は、いささか無理があるかもしれない。創造性は、主に、認知的脱抑制によって生じるものなので、情報処理能(処理速度、前頭葉)としてのIQはある程度必要ではあるものの、別の問題と考えたほうがよさそうである。

 

 さて、では、以上の理論を踏まえ、まず、手始めに、シュナイダーの一級症状をひとつずつ見てみよう。

 

 思考化声。

 

 思考が声になることである。おそらくは、聴覚能力の向上により生じる。統合失調症においては、知覚能力の全般的向上(悪く言えば、過敏性)が見られる。

 

 論声が聞こえる。

 

 論理思考能力及び、聴覚能力の向上。統合失調症に、幻視よりも幻聴がおおいということは、エクリチュールよりパロールに関わる問題であると考えられ、その幻覚は、聴覚能力の向上に支点を持っているものと思われる。

 

 その人の行動に対して意見や批判が聞こえる。

 

 批判能力、および、自己の行動に対する内省能力の向上が見られる症状である。例によって、「聞こえる」ということは、パロール主体の論理様式であると考えられる。

 

 身体に影響を与えられている体験。

 

 周囲の環境の情報を、桁外れに莫大に摂取していると考えられる。大量のデータ量の確保であり、正確な判断のためには必要な機能である。

 

 思考が打ち消される。

 

 おそらく、大量の並列演算処理により、排除制御問題がところどころに存在している。そのため、打ち消される思考が生じ、また知覚能力の向上により、それらの普段は気づかないようなかすかな印象を摂取している。

 

 他人の思考が押し付けられ、自分の思考に影響を受ける。

 

 主客は存在しないため(国家術と巫女術参照)、自他の境界が消失する。そのことを正しく認識する認知能力を急激に獲得するため、他人の思考が自分になだれ込んでくることに(エンパス)、戸惑いを感じるものと思われる。みんなで優しく見守ることが大切である。赤ん坊が自分の足で立てるように。

 

 思考流出。

 

 自他の境界が消失するため。また、その感覚は現実的に妥当な判断である。人間は集合的無意識でつながっている。

 

 妄想的知覚。

 

 創造性の向上により、独創的連想が生じる。独創性が強く、普通の人には妄想に見える。

 

 以上のように、全て、統合失調症の症状は、認知能力、判断能力の向上により、成り立っている。

 

 念のため、精神病質者類型も考察しておく。

 

 意志薄弱者。

 

 優しいということである。共感能力の極端な向上。

 

 発揚者。

 

 バイタリティの向上。

 

 爆発者。

 

 バイタリティの向上。芸術は爆発だ

 

 自己顕示者。

 

 仮想と現実の混合。つまり、胡蝶の夢への正しい認識の現れ。様々な仏典参照。ある精神科医によれば、ブッタは自己愛性パーソナリティ障害なのだそうである。

 

 人間性欠落者。

 

 冷静。つまり、情報の取り入れ量に対し、情報の処理速度が高いため、いっぱいいっぱいにならない。

 

 狂信者。

 

 一貫性。物事を継続する能力、動機付け能力の向上。

 

 情緒易変者。

 

 感受性豊か。ギフテッドは、抑鬱傾向が強いことが知られている。

 

 自信過少者。

 

 謙虚。感受性豊か。危機察知能力が高い。炭鉱のカナリア

 

 抑鬱者。

 

 危機察知能力が高い。

 

 無気力者。

 

 一種の悟り。何もしないでいることは、一般の人にとって、想像以上にむずかしく、ひとつの達人として評価できる。

 

 以上です。とりあえず、全ては一長一短であるということがお分かりいただければと思います。単純な悪は存在しません。後は、患者さんがどうしたいかですね。医者じゃなくて。

 

 個人的なビジョンとしては、統合失調症者が出たら、できるだけ、自由にさせてやって、優しく見守ってやればいいと思います。警察も地域のみなさんも。「あ、巫女が誕生する」みたいな感じに(笑)。巫女(男でも女でも)大事なんですよ? 実はすごく(当ブログの国家術と巫女術参照)。徘徊とかも、全部意味がありますからね。世界の探索行為として、非常に理に適っています。できれば、優しく見守ってあげてください。みんなで異常扱いして、いじめられると、治るものも治りませんから(巫病参照)。案外、神様の使いとして祭ってあげるとよくなるかもしれませんよ(笑)。笑っちゃうでしょうけど、けっこう本気で言ってます。真実がどうとかより、機能の問題ですからね。要は、統合失調症者さんと非統合失調症者さんがそれなりに譲り合いながら共生できればそれでいいのです。迷信でもプラシーボ効果でも、効果があれば、それでOKです。

 統合失調症はけっこう大変で、自殺の危機とかもあるのです。すごく大変です。でも、神様?(イマジナリ―フレンドと言ってもよい)が、色々なことを教えてくれますから、苦しい時期を乗り切ると、立派な巫女になってくれるのではないかと、個人的には思います。

 統合失調症者さんの知能にもよるのですが、プラトンが言うように、巫女には、その詩なり予言を、適切に解釈してくれる付き人が必要となる場合もあります。できれば、その地域で、一番知能の優れた人(長老とも言う)に会わせてあげてください。もちろん、無理強いはせずに。

 ただ、統合失調症者さんにとっては、「命がけ」のことですので、できれば、統合失調症を発症する前に、「統合失調症を発症したら、巫女になるか、それとも、精神科の薬を飲むか」をあらかじめ決めておくといいかもしれません。そのためには、統合失調症についての情報や周辺事情が、もっと世間に知れている必要がありますね。現時点では、難しいのですが、いつか、そんな時代にもしなったのなら、とてもいいなあ、と僕は思います。

 

 トリップしてしまうのは大事ですよ? 時にはね。色々試行錯誤して、苦しみを越えたら、あなたも巫女になれるやも!? 幻覚がある種の自分を守るための防衛機制だとしても、そのトリップを乗り越えて、真の「現実」へ。

 

生き急げ 全開少女

寝ても 覚めても その刹那 飼い馴らせ

そろそろどうも 限界症状

速効性のTripに夢中(Last Note,『セツナトリップ』歌詞より引用)

 

 

P.S.今日の記事は、なんだか、けっこう思い切った内容な気がしますね。いろいろ書きましたけど、正直、ぼくにも、統合失調症って一体何なのか、分かりません。何なんでしょうね。一体。不明だ……。考えれば考えるほど。一つの考えとしてご参考下さい。

 

 あと、前回の、『月』という記事に、曲追加しておきますね。合せてご覧ください。