魔法、魔術について合理的に考えてみるブログ

「魔法使いになりたい」、という欲望について真剣に考えてみました。

統合失調症の人のための転職術

「転職」とは「職業を変えること」を意味します。

 

また、統合失調症の人は潜在的な実力自体は高いのですが、種々の社会的差別や服薬による認知機能などを鈍らせる副作用などにより、経済的には不利な立場に置かれやすいと思います。

 

しかし、ピンチはチャンスです。何事も不屈の精神で以て努めて正しく臨めば、自分の道は拓けるものと思います。ユダヤ人などは歴史的に多くの差別や殺戮を被っていますが、それでも非常に賢く、また強く今の時代まで生き残っていますね。統合失調症という「種」に属する人々もまた彼らに学べる点は多いと思います。その意味では、「箴言」や「詩篇」のような聖書の言葉やいわゆる「タルムード」のような書籍に和訳でもいいので、目を通してみるのも非常に面白い方法だと思います。ユダヤ人の例に限らず、歴史的には、多くの優れた人たちが差別を被り、虐殺されています。その意味では、下手に周囲の人々の嫉妬による被害を受けないように、予め「能力を隠す」というのも大切なことです。良いものを良いと正確に承認し、しかも妬みに囚われることなく推挙までできる人というのは基本的に一流の人だけに限られ、多くの場合、その認識は嫉妬や傲慢で濁ります。聖書には「豚に真珠」と述べられていますが、要はこのことです。

 

以上のことから、統合失調症の人のための転職に当たってのポイントを次のように整理することができます。

 

  1. 自分の属する「種族」の特性についてよく理解し、その能力を最大限に活かす。
  2. ユダヤ人などの熾烈な差別の中を生き延びてきた英知ある人々の知恵に学ぶ。
  3. 周囲の人々の嫉妬などの悪徳を避けるため、一流の人以外には能力は隠す。

 

例えば、自分の特性をよく理解していなければ、自分の能力を効率的に磨くことも、活かすことも難しいでしょう。ゆえに、自分の属する種族としての特性やその文化、また持って生まれた個性や能力などを十分に把握し、意識的にそれを磨くべきです。そのためには、万物を愛する心が重要になります。真の愛はその持ち主に無限の知恵を授けてくれます。例えば、自分の用いる一冊の書物を粗末に扱えば、その書物もあなたを粗末に扱うでしょう。しかし、あなたがそれを心から「愛用」し、大切にその書物に向き合い、潤沢な注意力で以て臨むなら、その書物は一冊と言えども、万巻の書物にも劣らない多くの優れた知恵をあなたに授けてくれるでしょう。

 

例えば、どんなに優れた能力を持っていても、嫉妬を熾烈に被れば、最悪の場合、殺されてしまうでしょう。ゆえに、過去の人々の苦難においての生き残り方について学ぶことは有益であると言えます。また、統合失調症の人もまた、現代社会から熾烈な差別を被っており、そうした構造的な差別は社会の隅々に行き渡っています。そうした不正な差別に立ち向かうためには深遠な知恵や力が必要です。したがって、現に熾烈な差別に対し、ユダヤ人のような英知ある人々がどのように生き残ってきたのかについて学ぶことは有用でしょう。

 

例えば、あなた一人がどんなに正しく振舞ったとしても、周囲の人々が嫉妬などの悪徳に染まっていれば、その人たちは正しいあなたを憎み、殺すでしょう。したがって、厳しい現代社会を強く生き残るためには、現実的に多くの「策略」が必要でもあります。その策略の基本形は、何事につけても「隠す」ということです。隠れていなければ、どのような策謀も機能を果たしません。そして、聖書によれば「隠すことは神の栄誉」であり、忍術によるいわゆる正道によれば「正しくなければ、如何なるものも隠すことはできない」と言われます。したがってまずは極限まで正しくあること、そしてその上で大切な秘術をなるべく「隠す」ことが重要です(ただし、一流の人に対してだけは秘術を開示すべき場合もありえます。これは一流の人がその術を用いることが大きく公益に適う場合です)。世阿弥が「秘すれば花」と示すのも納得です。

 

つまり、以上の判断要件を簡単にまとめると、次の三つのポイントに集約できます。

 

  1. 基本、極力は、すべてを愛すべきである。
  2. 基本、極力は、常に正しくあるべきである。
  3. 基本、極力は、秘術や秘宝を隠すべきである。

 

これらの「生き残る」ための要件を「転職」に具体的に応用するなら、次のように記述できます。

 

  1. 転職においては全面的な「愛嬌」が有効。
  2. 転職においては全面的な「正義」が有効。
  3. 転職においては全面的な「謙虚」が有効。

 

つまり、総体として朗らかで柔和な愛嬌に満ちており、振舞やその心の隅々までが正しく清く、それでいて自分の才能などの美質に驕り高ぶることなく謙虚な姿勢を保つことに本質的に成功している個体は転職に有利である、と想定できます。

 

例えば、愛嬌がなければ、対人面で苦労するでしょう。

 

例えば、不正や悪を為せば法律に引っ掛かり、逮捕されてしまうでしょう。

 

例えば、驕り高ぶっていれば、多くの人を傷つける結果となり、被害者たちはあなたに反逆の刃を向けるでしょう。

 

ゆえに、以上の愛嬌、正義、謙虚のどれが欠けても転職には大きく不利であると言えます。

 

逆に言うと、愛嬌、正義、謙虚の三つを高度に兼ね備えることができれば、非常に転職に有利な展開を期待することができます。

 

また、これらの三つの美徳を「極めて」高度に兼ね備えている場合には、そもそも転職せずとも周囲の人々を人知れず正しく教化し、自分が所属する企業自体を高度に発展させ、豊かにさせることも可能となりえるでしょう。聖書などによれば、こうした状態は「王」と呼ばれ、「極めることは王の栄誉」と規定されています。

 

あなたの転職活動に栄えがあるように。または、そもそも転職への執着や欲求さえも不要になり、老子の言う「足ることを知るものは富む」というような境地までも至れるように。祈ります。